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「歌右衛門の六十年」中村歌右衛門、山川静夫 [本、DVDなど_海老蔵さん以外]

最近マイブームの、歌舞伎の古い本。この本も登場人物は殆ど伝説のヒトばかり。おなじみの名前も、顔が浮かぶ役者さんのお父さんどころかお祖父さんだったり。前の勘三郎さんや前の仁左衛門さんがなんとかわかるくらいです。

山川さんが歌右衛門さんにインタビューする形式で、歌右衛門さんの歌舞伎人生の六十年を振り返る内容。「ひとつの昭和歌舞伎史」という副題がついています。インタビューなので、話口調も読みやすく面白いです。お客さんのこと「御見物」っておっしゃったり。

舞台を拝見する機会はありませんでしたが、本を読んでいると、とにかく歌舞伎、立女形にしか興味のない、それだけに熱中してこられたようです。女言葉で、「徹子の部屋」でお人形だかヌイグルミが好きと仰っていたというような記憶がかすかにあって、息子さんも養子だっていうので、…?と思っていたんですが、お若い時に奥様を迎えられています。でも若くで病死されたそうです。美しい旦那様が歌舞伎にばかり熱中されて、寂しくてお亡くなりになったのでは?と勝手な想像をふくらませてしまいました。
戦争は兵役免除だったそうですが、お稽古中に空襲があって日比谷公園に逃げたが、大変悲惨な状況だったというくだりを読んで、今のあののどかな日比谷公園から想像もつかなくて。バワーズさんとの交流や、いろんな劇場の復興(今の歌舞伎座再興時に歌右衛門を襲名されています!)、天覧歌舞伎もろもろ、昭和の歌舞伎の中心にいた方なんですね。天覧歌舞伎の時の道成寺の早変わりの衣装、やっかみでイタズラされないように後見の方がちゃんと確かめて、誰も手をふれないようにずっと目を光らせていた、っていうくだりもちょっと感動。よく少女マンガにあるような、大事な場面でいけずされて主人公が大失敗っていうの、ちょっと本人も不注意なんじゃない〜と思う方なので(まぁそれがないとお話ももりあがらないんですが)。
当時はわりと固定した座組だったようで、成田屋さんとはあんまりご縁がなかったようですね。最後の方には猿之助さんや玉三郎さん(やっとよくわかる方が登場)についても少し語られています。

こうして読んでみると、歌舞伎座のさよなら公演を経て、新しい歌舞伎座がお目見えするときに、また新しい歌舞伎の時代のうねりが来そうに感じました。言うまでもなくその中心を担っていかないといけないのは海老蔵さんでしょうし、その責任も感じてらっしゃると思います。あ〜、もう眩しいくらいの大きな華を咲かせていただきたいな〜。
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「歌舞伎大道具師」釘町久磨次 [本、DVDなど_海老蔵さん以外]

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前にも読んだ本なんですが、再読。
明治生まれの大道具さんの本です。大道具の長谷川に九つで修行に入ったそうです。この前に読んだ松緑さんの本と登場する役者さんが被ってて、十一代目さんや菊五郎さんの名前もチラホラ。
「お芝居の絵」にすることや、幕間での飾り付けを手早くやるための工夫など、面白いです。
一本刀土俵入の初演の時は、作者やスタッフと舞台になった場所を見に行って、舞台装置を考えたそうです。
四ノ切の仕掛けについても書かれていて、出の時、みんなで呼吸をあわせて段をもちあげるのだそうですが、六代目さんに気に入られていた筆者は、どこのお芝居でも菊五郎さんの四ノ切が出ると、重い菊五郎さんの段を上げに行かれたとか。




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「松緑芸話」尾上松緑 講談社 [本、DVDなど_海老蔵さん以外]

ハイ、最近、芸談が好きになりました。きっと、だんだん知っている演目が増えて、何について言及しているか理解できるようになったからだと思います。それから、祖父の話を聞いているような気になるからかも。

いきなり話はそれますが、祖父の亡くなる二年くらい前「家族がみんな留守にするのに、おじいさん一人家に残すのは心もとないから留守番に来て欲しい」と頼まれ、父の実家の京都の家に行った時の事でした。「ず〜っと寝てはるから、アンタは本でも読んでたらいいから」と母に言われていたのに、行ってみると案外元気なおじいちゃん。どちらかと言うとおばあちゃん子だった私は、あんまり話を聞いたことがなかったので、祖父の話に「へえ〜」とか「それでそれで」とか相槌を打っていると、興がのってきたのか、戦争体験や、戦後はじめて東京に行った話、昔のお芝居の話、etc. 喋る、喋る。結局みんなが帰ってくるまで数時間喋り通しで、帰りには何故かお小遣いにと1万円くれて、祖父の死期を早め、死にかけのおじいさんからお小遣いを巻き上げた孫娘!と言われたものでした。やはり自分の経験してきた事や感じた事を誰かに聴いて貰いたかったのかな〜と思いますし、50年、60年前の話というのは、かなり今と違ってて聴いていて面白いものでもありました。
役者さんの芸談も、自分の人生がまとまりつつあって、やってきたことの自負もあり、ここまでの集大成、って気分でしょうし、単純に話を熱心に聞いてもらえるのがウレシイってことなのかも!?

それで、今回は尾上松緑さんの本です。松緑さんといっても、今の松緑さんのお祖父さま。息子の辰之助さんを亡くされた後に作られた本です。辰之助さんに伝えたかった内容なんですね。本当にお気の毒なことでした。辰之助さんの死は、歌舞伎を知らなかった私も印象に残るくらい当時は大きなニュースでした。

松緑さんは、七世松本幸四郎の息子で、長兄が十一代目市川団十郎、次のお兄さんが松本白鸚、師匠が六代目尾上菊五郎。スゴイ面子ですね!お話の中にも11代目團十郎さんのお話がチョコチョコ出てくるのが興味深いです。…っていうか、ものすごく不器用だ、不器用だと書かれています。

歌舞伎にずっぽりな人生を送られたようで、子どもの頃からいろんな役をされていて、結構端役もされています。「いがみの権太」では、荷物の取り違えから争う場面、先に小金吾をやってコツを覚えてから権太をやると書かれています。ドキッ!海老蔵さんはいい役ばっかりだし〜。脇役やって勉強して欲しいけれど、海老蔵さんが脇役をやると、光輝き過ぎて脇役になんないもんな〜。

戦争体験が強烈だったようで、戦争もののお芝居をやるとき、戦場に行ってない人とは捉え方が違うということも仰っています。戦場へ赴くときの心の動きとか。

掲載されている写真を拝見すると、今の團十郎さん、ちょっと似ています。伯父さんにあたるんですもんね。随分厳しいお稽古をされた、とか伺いましたが、本を読んでいると、かなりアクの強い方みたい。

魚屋宗五郎のお酒を飲む片口やお猪口は自前で用意されているそうで、小道具さんが用意するのは全然ダメで、自分の専用のものをお持ちだそうです。六代目さんがお持ちだったものや、似たのを買ったりだとか。なんか、こーゆーの凝り出すと楽しそうですね♪骨董品を探したり、職人さんに作らせたり。海老蔵さんも凝りだしたら大変じゃない〜?

まわりの役者さんのお話もふんだんに出てきて、でも、又五郎さんってこの間亡くなった又五郎さん?とか、左團次さんは今の左團次さんで合ってるの?それともお父さん?と誰が誰かわからなかったりして、家系図を引っ張り出してきて読んだり。昭和の時代の空気も感じながら楽しく読めた一冊でした。




ミセス4月号に菊之助さん登場。 [本、DVDなど_海老蔵さん以外]

ミセス4月号」(文化出版局)の銀座100人のコンシェルジュという特集内で、歌舞伎座の推薦人として菊之助さんが登場されています。カラー2ページですが、あっさり目の記事でした。

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 各界の様々な方がご自分のお気に入りの銀座を紹介する、といった内容で、セレブすぎてあららなお店も多いのですが、よく読めば、私にも手が届きそうなお店もあり、次回歌舞伎座遠征時の参考にしたいと思います。

 ちなみに表紙は鈴木保奈美。42歳ですね。若村麻由美41歳もモデルとしてグラビアに。お二人ともお綺麗です。うらやましい。
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