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名残惜しいけど今日で最後、松竹座特別舞踊公演 [海老蔵礼賛]

■6月7日 昼の部

 ある意味、三日間で一番いい席だったかも。三階のほぼ中央です。海老蔵双眼鏡握って、隅々まで見ます〜。「保名」の出の花道もギリギリ見えますっ(前の女の子が少々前のめり気味で、気持ちはわかるけどやめようね)。保名は狂気が足りないのかな?哀しみのどん底通り越して脳が受け付けなくなって幻想の中を彷徨っている感じが継続しないというか…。他の方のとか観てないんでわかんないですけど。でも小袖と踊る、みたいなトコは色っぽくて哀しかったです。
 番附で、「祖父は美しいですからねぇ」という海老蔵さんに、インタビュアーが「でも海老蔵さんも美しい」と言ったのに、「美しさのニュアンスが違う」と応えています!ご自分の美しいのはご了解済みなのね〜。スゴイ。海老蔵さんの美しさには陰や憂いがないんですって。なくはないと思いますので、またさらに精進していただきたいです。

 「雷船頭」で、気分換え、デス。今日の大阪は天気がよくて風もあって気持ち良くて、雷船頭もそんな感じでした。私の中で、海老蔵さんこんな感じだったらいいな、っていうイメージとぴったり。カッコよくて、颯爽として、ちょっと生意気で。海老蔵さんのよい声もちょこっと聞けて、御見物がいい気持ちになれる踊り。

 お弁当食べて、次は「口上」。もう半分終了で、普段の歌舞伎と比べて短いですよね〜。でも集中して拝見するから、充実してるし、終わってからも御堂筋をブラブラできて楽しい!双眼鏡越しですが、今日は真正面から睨まれてきたので、かなりウィルス撃退できたのではないかしら。フフ。ほんとなら、蔓延してるから公演中止ってなるところを、蔓延してるから急遽口上を追加して客を呼ぶって、興行っぽくていいですよね。

 さぁ、ラストの「七つ面」です。勘十郎さんには及びませんが、なかなかなめらかな動きの海老ちゃん(お面つけてる間は、双眼鏡を外して全体観てます)!お面ひとつひとつの踊りがうまく構成されていて面白いです。関羽と般若の夫婦喧嘩を仲裁した時に、恵比寿さまが二回ノレンくぐって出てくるのがよくわかりませんでした(一回でよいのでは)。
 軍兵と一緒に七福神を表現して、早変わりへ。そして荒事です。もう文句ないです。花道の、軍兵の背に乗っての見得がとても好き。ハシゴとか出して来ずに、人の背に乗ってるのが、なんかこう、人の肉体の塊の上に怒れる海老蔵がいるっていう、生な感じがいいナと。拍手したり双眼鏡のぞいたり忙しかったけど、楽しかったです。

【ミニ松竹座案内】
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今日の松竹座

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隣は「はり重」ですね。

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はり重の反対側の隣にampmがあります。混んでます。

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ampmの道はさんで向こうがTUTAYAで1Fにスタバが入ってます。その向かいが「かに道楽」

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松竹座の向かいのビルの裏面にかのグリコの看板

 いつも松竹座に行く時は、御堂筋線の「なんば駅」でおりて、「定期券売り場」を目指します。定期券売り場の先の階段の右側あがるとampm。松竹座の隣は混んでるので、ここで「お〜いお茶」とおやつ買います。んで、道頓堀方向へ(車の進行方向と反対です)。金龍ラーメンの角を曲がると楽屋口。はり重の角を曲がると正面口です。
 今日は天気もいいし、公演も楽しかったので、ニコニコしつつ心斎橋までブラブラ歩きました。
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保名にウットリ、五郎に喝采!の松竹座特別舞踊公演 [海老蔵礼賛]

■6月6日昼の部

 さてさて、予習もキメて、今日はロックもiPodも封印して、観劇に集中しよう!と出かけてきました。もうね〜、楽しかったです。良いもの観ると、自然に笑みが顔に広がりますね。

 花外ですが、ちょうど七三の辺りです。「保名」の花道からの出はオイシかろうと期待してましたが、ハァ、まぁお美しいこと。心ここにあらずのていで海老蔵さん登場です。今日は大向こうさんもいるし、若いお客さんも多くて客席も華やいだ感じ。あんまりお綺麗なんで、花道から垂れている長袴をひっぱってやろうかと思いましたヨ。蝶々の柄の扇子が可愛い。
 予習の甲斐あって清元もよくわかるし(ソロはいいけどユニゾンがイヤなんですよ。不協和音みたい〜)、今回は初役ですが、回を重ねるごとに、観客に滂沱の涙を流させる保名になるのでは!?と予感させる海老蔵さんでした。悲しく伏し沈んだら暗転して「雷船頭」です。
 スッキリとカッコいい船頭さんで、「ヘン」とか「ハハン」ってな感じの表情も素敵です。吉原でさぞおモテになってるのでしょ、って船頭さんだわ。今日は舞妓さんがお二人で御見物にいらしてたです。悲しい「保名」とちょうど気分が変わって、よい組み合わせだと思います。

 休憩に入って、ロビーに出たら、取材の方がたくさん。「新型インフルエンザ対抗のにらみ」を取材にいらしたみたいで、テレビカメラが二台きてましたよ。どこかのニュースで流れるのかな。35分の休憩なので、ゆっくりお弁当食べられていいですね。お手洗いで、以前に出待ちで一緒になった方とバッタリ。おひさし振りでした。モナコに行かれるかも〜ですって。東京遠征でも青息吐息のワタクシはとてもうらやましいです。

 さて、口上は、今日は噛まずに(TV撮影はいってるしヨカッタ…)客席の笑いも誘いながらよい雰囲気でした。舞踊公演だと、海老蔵さんのよいお声があまり聞けないので、口上あってうれしいです。緊急に追加になってよかったです♪

 そして「七つ面」。これはラスト近くに花道でいいところがあるのでワクワクしながら拝見。七つのお面で踊るの、後見さんとイキもピッタリで、努力されているのでしょうね〜。人前でお金取って何かやるってタイヘンですよね…。般若の面が似合っているような気がしたな。とても悲しそうに見えた。恵比寿さんになって、その後の猿からはダミーの人ですね(ネタバレすみません)。おとといは、ぼんやり見てて、いつの間に!スゴイ早変わり!とビックリしちゃって、今回はドレドレ、とじっくり拝見してましたので。で、面打ち名人赤右衛門が実は曽我五郎時致になって登場。かっくいい〜。ポーズキメて、見得をきるのがイチイチ格好よくて、拍手、拍手でした。
(今日のお隣の方と私、なんだか拍手のタイミングや熱意がおなじくらいで、お一人で来られてたので、話しかけたいな〜と思ってたんですが、こちらはタイミングを逸してしまいました。)
 そしてダダダと花道においでになります!大きい!カッコいい!軍兵の背に乗って、見得です!あ〜もうホントカッコいいのです。ド迫力でした。花横のみなさんはさぞよい思いをされたことと思います。ラストは舞台中央で、また軍兵さんの上で見得。とても熱心な拍手に送られて幕でした〜。

 今日は昼の部の観劇なので、出待ちはナシですが、舞台がとてもヨカッタので、よい気分です♪明日は三等なので、オペラグラスを握りしめて拝見したいと思います。
 番附のインタビュー写真、どこかで見たと思ったら、「婦人画報1月号」の別カットなんですね。舞台写真はでないのかなぁ。初役記念に保名が欲しいです。
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保名 [予習]

 絶賛公演中の海老蔵特別舞踊公演ですが、ど〜も「保名(やすな)」がよくわからん、ということで、本日は観劇前に、ちょっと予習をしてみました。

 確か、数年前に菊之助ちゃんで観たな〜と番附をひっぱりだしたら、ありました。「平成十八年五月 團菊祭五月大歌舞伎」。菊之助ちゃんが「保名」で、海老蔵さんが「藤娘」をそれぞれ初役で演じたのでした。なつかし〜(←こんなこと言ってると、全然予習が進まない〜)!
 その時は、「菊之助ちゃんの嘆きが薄いのではないか」的な感想でした。←「踊りわからず」のクセにね。

 「保名」って、「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」という作品の二段目「小袖物狂い」を題材にしているんですって。「葛の葉」のお話ですね。安倍保名は、恋人の榊の前を敵の陰謀で亡くし(自殺に追い込まれた)、悲しみで気が狂い榊の前の小袖を抱いてさすらってる(←ココが保名ですね♪)。ところが、榊の前ソックリの妹、葛の葉に会って正気に戻って、今度は葛の葉と仲良し(?)に。んで、葛の葉と結婚し阿倍野に住んで、子どももできた保名だったんですが、葛の葉は実は信太の森で助けた狐!?本物の葛の葉が来るので葛の葉@狐は、泣く泣く我が子を置いて、障子に歌を書き残し(あの有名なシーンだ!)去る。そんで、その残された子どもが阿倍晴明なのよ〜(エ〜)!そして数々の奇跡を見せるらしいんですが…。
 保名が晴明のお父さんとは知らなんだ、…っていうか葛の葉の亭主だったとは…。不勉強ですみません。

 元ネタがおどろおどろしい(?)のに、そこから派生した舞踊「保名」は、菜の花咲く野辺に美しい男がふらふらと我を忘れて彷徨っている、観念的というか、事故って大怪我した人が見ている夢みたいな世界で(映画やドラマでよくありますよね〜。一面花畑みたいなキレイな風景の中をさまよってる主人公に、遠くから愛する人の呼ぶ声が聞こえて、このままここにいたいけど誰かが呼ぶから、戻らないといけないのかな…みたいな)、ワリと現代的なノリの演出。今の演出は六代目菊五郎さんからだそう。

 玉三郎さんや歌右衛門さんまでやってらっしゃってビックリ!
衣裳は「黒地へ露芝の縫の着付、白地へ紫ぼかしの露芝の長袴、古代紫の病鉢巻」

♪恋よ恋われ中空になすな恋
♪恋風がきては袂にかいもつれ
♪思う中をば吹きわくる、花に嵐の狂いてし、
 心そぞろにいずくとも、道行く人に言い問えど、
 岩せく水と我が胸と、砕けて落つる涙には
♪かたしく袖の片思い
♪姿もいつか乱れ髪、誰が取り上げて言うことも
♪菜種の畑に狂う蝶、翼交わして羨まし
♪野辺のかげろう春草を、素袍袴に踏みしだき
♪狂い狂いて来りける

♪何じゃ、恋人がそこへ来たとは、どれどれどれ
 エエ、又嘘言うか、わっけもない、アレ、あれを今宮の
♪来山翁が筆ずさみ、土人形の仇名草
♪高根の花や折ることも、泣いた顔せず腹立てず
♪悋気もせねばおとなしゅう、アラうつつなの妹背中
 主は忘れてござんしょう、しかも去年の桜時、植えて初日の初回から
 会うての後は一日も、便り聞かねば気もすまず
 うつらうつらと夜をあかし
♪昼寝ぬほどに思い詰め、たまに逢う夜の嬉しさに
 酒事やめて語る夜は、いつよりもツイ明けやすく
♪惜しい別れのきぬぎぬも、月夜がらすに誘われて
 いろを契りて又の夜は、日の出る迄もそれなりに
♪寝ようとすれど寝られねば、寝ぬを恨みの旅の空
♪夜さの泊りはどこが泊りぞ、草を敷寝の肘枕、一人明かすぞ哀れなる
♪葉越しの幕の内、昔恋しき面影やうつり香や
♪その面影に露ばかり
♪似た人あらば教えてと
♪振りの小袖を身に添えて、狂い乱れて
♪伏し沈む

カワイソ〜!

<参考文献>
「歌舞伎名作事典」演劇出版社
歌舞伎名作鑑賞2「歌舞伎名作舞踊」演劇出版社
「新版 歌舞伎手帖」渡辺保 講談社
「平成十八年五月 團菊祭五月大歌舞伎 筋書」
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新型インフルを撃退!?市川海老蔵特別舞踊公演 [海老蔵礼賛]

■6月4日夜の部 松竹座

 今日は行く予定ではなかったんですが、別件の予定がなくなったのと、掲示板のまいまいさんの書き込みを拝見して、ちょっとウズウズしてしまい、朝から社内の空気を観察し、昼休みに松竹座にチケットあるか確認して、急遽、会社早退して行ってきました、特別舞踊公演。

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平日だからか、主婦っぽい方が多いです。あと、日本髪の玄人さん!

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エマージェンシー企画らしく、看板も急ごしらえ風。なんかユーモアあって好き♪

 苦手の舞踊公演なんで、きっちり予習してから…と思ってたのに、思いついたらいてもたってもいられない性格なんで、予習なし!三等で、と思ってたのに、窓口で聞いたら、上手側だけど4列目が残っていたので、一等席確保です(一階席は私がチケット買った時点で、残り4席のほぼ満員でした)。

 まずは「保名」ではじまり〜。正直、よ〜わかりません。でも美しいです。鼓が入る辺りから、妖しい、もの狂おしい感じがして、いいな〜なんて思いながら拝見しました。あと二回観劇予定なので、その間に理解したいな。暗転してから「雷船頭」です。今度は颯爽とした船頭さんで、ホンっトにお美しいです。見てるだけで元気でます。こちらの方が初見でも取っ付きやすくて楽しめました♪新十郎さんが雷さんです。常磐津もよかったです。っていうか、「保名」の清元がイマイチなのか、清元が好きになれないのか…。海老蔵さんの雰囲気に合ってて、番附で海老蔵さんが仰っていた通り「江戸の粋」「涼しい踊り」とってもよくわかりましたヨ。

 さて35分の休憩はさんで(スタバに行ってました)、「口上」です。やっぱり急ごしらえなのか舞台美術が簡素なんですが、それもまたエマージェンシー企画って感じを盛り上げてます。今日は「承った」って言うとこで、海老蔵さん噛んじゃったんですが、かえって和やかな雰囲気になってよかったです。白塗りなのに素で笑ってて可愛かったです!もちろん「にらみ」はしっかり!でした。

 5分の休憩はさんで「七つ面」です。新橋演舞場で拝見した時は、ちょっと地味!?と思ったんですが、かなり荒事の要素が追加されて、ラストはもう拍手喝采でした。
 前半は七つのお面を使って舞を披露していき(お猿の踊りがウケてました)、後半、「二人道成寺」で登場したみたいな和風ドラちゃんになって(実は曽我五郎)、立ち回りです。花道と幕切れで、軍兵の背に乗っかって見得をきるのが超カッコイイです。今回は前半も後半もどっちも楽しかったです〜。

 幕がおりてから、カーテンコールを期待してか、それとも誰か来てたのか、拍手が鳴り止まなかったんですが、よくわかりません…。

 で、結局また出待ってきました。
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ワ〜イ!海老蔵さんサイングッズがまた増えました♪

 結構早めに行ったら、6月後半の公演に出られるのか、ヅカのその他大勢みたいなヒトタチが練習終わって帰られるのに遭遇しました。心細く待ってたら、以前に一緒になった菊之助ファンさんと再会!菊之助ファンなのに海老蔵単独公演に来てるって〜!浮気ものめ〜!とか言いながら、一緒に待ててヨカッタです。海老蔵さんはまたしてもヨレヨレの白いジャージの上下(下は短パン)。素足にサンダル履きで、もちろんサングラスしたまま。わりと機嫌よさげだったのでは。今日は出待っている方が多かったので、至近距離にいられた時間が長くて満足。タクシーに乗られるのを見送って、大変充実した気分で帰って参りました。週末に向けて予習・復習しよ〜っと。
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