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重責!新橋演舞場〜昼の部は染五郎さんと松緑さんのこと [歌舞伎舞台]

歌舞伎座が閉場して、約三年の間、新橋演舞場がメインホールになると、ポスターやチラシで案内されております。いままでは「花形」の若手本拠地だったのが、責任重大ですね!その歌舞伎座閉場して初めての公演「五月花形歌舞伎」に行って参りました。

◆2010年5月8日
昼の部は三等で見るつもりが血迷って一等をクリックしてしまい…。まずは「寺子屋」から。朝から暗くてヘビーですよね。

源蔵が染五郎、女房戸浪が七之助、松王丸が海老蔵、女房千代が勘太郎、涎くりが猿弥。久し振りの歌舞伎観劇だからか、なんとなくカンが戻って来ず、漠然と拝見してしまいました。染五郎さんに共感わかないというか。前半ちんまりしてるという感想なんですが、みなさんのご感想はどうでしょう?
中〜後半、松王丸が登場していよいよお芝居が盛り上がろうって時も海老蔵さんの個性と染五郎さんの個性がぶつかりあってマイナスになってるような気がいたしました…。海老蔵さんは雪持ち松にワシが舞い降りている全て刺繍の立派な拵えでデカくて、染五郎さんが損してると思った。染五郎さんは、新感線で観た印象が強いからか、サブカル系で器用で洒脱で現代的なイメージなので、不器用なのに押しが強い成田屋さんと並ぶと線が細く感じるのよね。
お芝居は何度か拝見しているので、よく理解できて、松王丸が「泣くな」と千代を叱るところが可哀想で泣いてきました。勘太郎さん、地味でも耐える女の人お上手です。
お焼香のシーンではホントに火がメラメラもえてて、歌舞伎座閉場したとこなのに演舞場まで灰になったら…と心配しました〜。

続いての演目は「吉野山」福助&勘太郎です。ランチタイム明けの演目で、スミマセン、ネムネムでした。福助さんの容色の衰え具合がチョット…。勘太郎さんはキツネを出したり隠したり、ですね。後ろ姿の着付けのバランスの悪さが気になったんですけど、中村屋流なのかしら?好きな演目なのに朦朧としちゃって勿体ないことをしました。

で、なんと昼の部で一番だったのが「魚屋宗五郎」なんです。海老蔵襲名の三津五郎さんの時(松緑さんが三吉)はイマイチお芝居に説得力を感じず、ラストの新・海老蔵の「健吾で暮らせよ」の言葉にひれ伏す宗五郎夫婦にイラっときたのですが…。松緑さんのファニーフェイスでクセの強い喋り方とかがなんとなく江戸の魚屋さん、市井の人にいそうで、妹の死は悲しいけれど磯部の殿様に支度金やらいっぱいもらって家族がたちゆくようになったのだからと家族を説得するのも、妹の同僚女中からなぶり殺しにされた経緯を聞いて悲噴で飲まずにおれなくなり泥酔してしまうくだりも、宗五郎@松緑ならありそう~と自然に受け入れられました。単細胞で実直な感じがよく伝わった。で、酔っ払って殿様のところにねじ込みにいくんですが、手足が長くて歌舞伎ではバランス悪い松緑さんが暴れるのが面白いし、悲しみがより深く伝わりました(→三津五郎さんが悲しみの為に我を忘れ暴れる、というのが納得できなかった。インテリっぽい雰囲気だからかな〜。じっとこらえてそうだから)。ここも泣きポイントでした。
お屋敷で色々あって殿様@海老蔵から詫びを入れられて、さっきまであんなに怒ってたのに恐縮して、見舞金(?)を出されたのを受け取る段も自然に感じて。「健吾で暮らせよ」といわれて、素直に受け止められました。

昼の部最後は染五郎さんの「お祭り」です。これは格好良かったですね〜♪染五郎さんもホラちょっと遊び人っぽいでしょう。そんな色気もあって、一緒に踊るのが中学生くらいのコで若々しい舞台でした。海老蔵さんとはまた違ったいい男振りが楽しめて、染五郎ファンの気持ちがわかった気がします。

なんか昼の部は染五郎さんと松緑さんのことばかり考えてしまった観劇でした!
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